ゴリあんブログ

30代 2児のパパが 「自分らしい人生」という"資産"を形成するブログ

FP3級の試験を受けてみた話

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1月23日に日本ファイナンシャルプランナー協会(日本FP協会)が主催する「FP技能検定3級」の試験を受けてきました。

 

最近は、老後資金2000万円問題資産運用などがテレビでも大きく取り上げられることが増えてきましたね。

気になっている方も多い資格の一つじゃないでしょうか。

 

・どんな資格なのか

・どうして受けたのか

・何にに役立つのか

・どうやって申し込むのか

・勉強の仕方は

・受験当日の様子は

 

など、実際に試験当日までの私の体験を書かいておきたいと思います。

「へ〜そうなんだ」程度の参考になれば幸いです。

FP3級とは?

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

www.jafp.or.jp

気になる人はFP協会のHPをまずはご覧になってみてください。

FP3級の資格を取ろうと思った理由

就職してすぐの頃は、職場に出入りしていた保険屋さんのおばちゃんに、進められるがままに生命保険を加入していました。

 

結婚をして家族ができ自分の人生に変化が訪れた時、

「本当にこれで自分にピッタリなのか?」

「『みなさんこれに入ってますよ』って進められたぞ?」

俺の人生は俺だけのものなのに、保険はみんなと一緒なのか?

 

と疑問に思ったことがきっかけで、高校の時の先輩に相談。

たまたま、保険の代理店を個人でやっているFPさんだったということがきっかけで、FPという職業を知りました。

 

その先輩に相談しながら、妻と保険の契約を見直したのでした。

 

それから7年。

最近では、資産運用に興味を持つようになり、貯蓄性保険のデメリットなど、保険業会のマージンの取り方はえげつないことが耳に入るようになってきました。

 

「うまく搾取されちゃってるかも。」

「自分で勉強しなきゃ損するんだな。」

 

なんて考えるようになり、

「頼りになる先輩だが、向こうも慈善事業ではない。」ということもやっとわかってきて。

 

私も社会人になり、10年以上経ちました。

恥ずかしい話、給与明細の見方や税金の計算はさっぱり。

医療保険と年金保険の違いもハッキリとわからず、当然誰かに説明することなんてできず。

自宅はハウスメーカーさんにお任せしっきりで立てました。

 

これじゃいかんかも…。

たまたま、仕事に余裕のある時期だったので、お金の教養だと思って取り組んでみた、というわけです。

どうやって申し込むのか

まず、調べてみるとFPの資格は2つの団体が関わっていて、日本FP協会と金融財政事情研究会(金財)とありました。

 

FPの試験では「学科試験」と「実技試験」の2つの試験を合格することで資格を得られます。

この2つの団体は、「学科試験」は共通なのですが、「実技試験」の内容が違います。

それぞれ、自分の目的に合わせて受験するようです。

 

よくわからなかったので、私は合格率の高い「日本FP協会」で受験しました。

日本FP協会のホームページから受験申し込みができますよ。

www.jafp.or.jp受験料は6,000円

高いか安いかというと「う〜ん…」てところでしょうか。

勉強の仕方は

私は、参考書と問題集を買って独学で勉強しました。

この2冊です。合わせて2,500円ほどの自己投資です。

 

内容は広く浅く、受験用の内容が網羅されています。

「ん?」

と思う部分については、インターネットを使い自分で調べていきましたね。

 

FP3級の学習内容は6つの章で構成されていました。

1、ライフプランニングと資金計画

2、リスクマネジメント

3、金融資産運用

4、タックスプランニング

5、不動産

6、相続・事業継承

 

私は、投資に興味があることから、3章の金融資産運用は聞いたことのある言葉が多く、スッと頭の中に入ってきたのですが、残りの章はさっぱり 笑

 

ですが、繰り返し問題集を解いていくことで、キーワードは頭に残りましたね。

 

私の勉強法は

①参考書を全部読む

②参考書を1章読む→対応した問題を解く→わからなかった問題の復習

③②をさらに2回やる

 

高校受験や大学受験と同じで、量をこなさなければ始まらないといった感じです。

1日1章ずつ、1〜2時間程度の勉強時間をとり、2ヶ月やりましたね。

1週間で1章から6章までやり、それを繰り返す、物量戦です。

 

試験は8割が過去問に似た問題ばかりでした。

問題集をやりこめばよし!

自動車免許の学科試験的な?そんな感じ。

 

あまり物覚えの良くない私でも覚えられたので大丈夫です!

受験当日の様子は

試験会場は近隣の大学で行われ、

当日は、最寄りの駅から徒歩で移動。車や自転車での乗り入れはできませんでした。

 

午前中は、10時から12時の2時間で学科試験

→試験問題は60問。ほとんどが問題集とそっくりな問題だったので、30分程度で終了。

 試験開始から1時間で退出できたので提出。

 大学の外に出て、早めにお昼。

 その後は近くの喫茶店で午後の実技試験の勉強をして過ごしました。

 

午後は、13時30分から14時30分の1時間で実技試験

→試験問題は30問(確か)。ほとんどが問題集とそっくり。私は45分ほどかかりました。

 実技試験は途中退出ができないので、全員同時に解答を回収しました。

 

試験問題は持ち帰ることができたので、家に帰って答え合わせ。

ネット検索をすると、試験当日の夕方には速報で解答を出しているページがあったので、そちらを利用して答え合わせ。

 

学科試験は8割ほど、実技試験は全て正解していたので、おそらく合格できると思われます。

ちなみに、6割の正答率で合格です。

 

2ヶ月後の3月に郵送で通知が来るらしいです。

FP3級の資格はとってためになるのか?

多くの方は、疑問に思っていることだと思います。

 

正直微妙です。

というより、目的によります。

銀行員や保険販売業をする方にとっては、肩書として良い資格だと思います。

しかし、これを持っていてお給料がアップする。特定の職につけるというものでもありません。なので、キャリアアップにつながるかというと、微妙です。

 

一方で、自分の人生において、お金の基礎教養としての役割は十分にあると思いました。

基礎知識を何も知らないのと、言葉くらい知っているのでは、身の回りの情報へのアンテナの感度は変わってくるものですね。

より深く専門的な知識が知りたければ、さらに勉強すれば良いと思いますので、広く浅く入り口のような資格と言えるのではないでしょうか。

 

私は、年金や税金、不動産などざっくりと勉強しただけですが、街を歩いていて目に入ってくる情報のキャッチの仕方が変わったように思います。

 

「この土地いいところにあるなぁ〜。いくらかな〜。」とか 笑

まとめ

私が年末から勉強を始め、1月に受けたFP3級の試験ですが、みなさんは興味が持てましたか?

 

正直、勉強するとめっちゃいい!お金が増える!

というタイプの資格ではありませんが、生きていく上でお金の不安や心配事はついて回るものですね。

 

社会人の一般教養として、勉強してみる価値ありの資格でした。

 

来月から給与明細の気になる部分が、銀行への入金口座だけではなくなること間違いなしですね。

 

 

ではまた